パソコン上で印刷物を作成するためのデータを作成するソフトには、Adobe社のInDesignをはじめ、同社のIllustratorおよびPhotoshopなどが挙げられます。そこでここでは、これらのソフトで出来ることについて説明します。まずInDesignとは、雑誌や本などのレイアウトを作成するソフトです。このソフトでは、ドキュメントファイルのような横書きのみならず、縦書のレイアウトにも対応しています。
InDesignは通常のドキュメント作成ソフトとは違い、文字の微妙なレイアウトのバランスを調整することが出来ます。また画像を貼りこむことができる他、グラフィックや表を描くことも可能です。このソフトではテキストファイルなどの原稿を、作成したいレイアウト状にコピペなどで流しこむようにして印刷物を作成します。同社のIllustratorは、イラストやチラシを作成する際に使用するドロー系グラフィックソフトです。
Illustratorの最大の特徴には、描画図形を拡大しても、図形が粗くならないことが挙げられます。一方のPhotoshopは、写真を加工するためのソフトで、ペイント系グラフィックソフトと呼ばれるものとなります。Photoshopでは既存の画像の加工のみならず、様々なエフェクトを活用して、オリジナルの画像を作成することも出来ます。IllustratorおよびPhotoshopは、印刷物の作成のみならず、インターネット上で公開するためのイラストや画像にも対応しています。