広告や雑誌、書籍、パッケージなど全ての印刷物のデザインワークには、デザインコンセプトが重要です。ここではそのデザインコンセプトについて考慮すべき点のうち、重要なものを3つ挙げます。まず1つ目は、クライアントの意向やターゲットに、どのような印象を与えたいかを考慮することです。このとき版面率や余白率などを考慮し、レイアウトの骨組みを考えます。

また、アイディアを見える形にするため、縮小版のサムネールをいくつか作成します。実際に配置する写真が決まったら、原寸でラフスケッチを作成します。2つ目として考慮すべき点は印刷物のレイアウトのみならず、予算についても重要なものとなります。予算を受けモノクロ1色にするのか、2色の印刷物にするのか、フルカラーで制作するのかの他、表面加工などについても検討します。

3つめはデザイン的なことのみならず、タイトルや本文などに使われる文字が、きちんと読めるものであるのかという可読性の考慮が挙げられます。この他にも異なる書体のフォントを多用すると、あまり見栄えが良くならないので注意するようにします。この他デザインについて、配色もコンセプトに基づいて考えます。まずメインとなる色を決め、同系色でまとめる、同系色の中で対比した色を少量配置することで、アクセントを付けるというようなことを考えます。

落ち着いた雰囲気にしたいという場合には色数を少なく、エネルギッシュな印象にするには、色数を多く用いるというように、使用する色数も重要なものとなります。ネット印刷のことならこちら